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PythonでCSVファイルを読む方法

PythonでCSVファイルを読む手順について、ステップバイステップのチュートリアルをご紹介します。

  1. まず、コンピュータにPythonがインストールされていることを確認してください。最新バージョンは公式のPythonウェブサイトからダウンロードできます。

  2. 好きなテキストエディタまたはIDE(統合開発環境)を開いてPythonコードを書きます。

  3. コードの始めに、CSVモジュールをインポートします。以下の行をコードの始めに追加してください。

   import csv
  1. 次に、読み込みたいCSVファイルを開きます。これにはopen()関数を使用します。この関数には2つの引数、ファイルのパスとモード(この場合は"r"で読み込み)を指定します。例えば、CSVファイルの名前が"data.csv"で、Pythonスクリプトと同じディレクトリにある場合、以下のように開くことができます。
   with open('data.csv', 'r') as file:
# ファイルを読むコードをここに書きます

with open()文は、ファイルを正しく閉じるために使用されます。Pythonでファイルを扱う際には、この文を使用することが良い習慣です。

  1. csv.reader()関数を使用してCSVリーダーオブジェクトを作成します。この関数にはファイルオブジェクトを引数として渡します。このリーダーオブジェクトを使用すると、CSVファイルの行を反復処理することができます。以下のコードをwithブロック内に追加してください。
   csv_reader = csv.reader(file)
  1. これでCSVファイルの内容を読み始めることができます。forループを使用してファイルの行を反復処理することができます。各行は値のリストとして返されます。以下のコードをwithブロック内に、先ほどの行の下に追加してください。
   for row in csv_reader:
# 各行を処理するコードをここに書きます
  1. forループの中で、各行の値にはリストのインデックスを使ってアクセスすることができます。例えば、CSVファイルが3つの列を持っている場合、以下のように各列の値にアクセスできます。
   for row in csv_reader:
column1 = row[0]
column2 = row[1]
column3 = row[2]

インデックスは0から始まるため、最初の列はインデックス0、2番目の列はインデックス1となります。

  1. 各行の値に対して必要な操作やデータ処理を行うことができます。例えば、値を表示したり、変数に格納してさらなる分析に使用したりすることができます。以下は、各行の値を表示する例です。
   for row in csv_reader:
print(row)

最初の行をスキップしたい場合(ヘッダーが含まれている場合など)、next()関数をforループの前に使用することができます。例えば:

   next(csv_reader)  # 最初の行をスキップ
for row in csv_reader:
print(row)
  1. 最後に、ファイルを読み終えたら忘れずに閉じてください。with open()文が自動的にファイルを閉じてくれますが、ファイルを明示的に閉じることも良い習慣です。forループの後に以下の行を追加してください。
   file.close()

以上です!これでPythonでCSVファイルを読む方法を学びました。csvモジュールのより高度な機能、異なる区切り文字や引用符のスタイルの処理、ヘッダーを持つCSVファイルを読むためのDictReaderクラスなど、さらに詳細な機能もぜひ探索してみてください。